君を好きな理由。

ＧＳ３。

琉夏×バンビ。

主人公の名前は、「小波　美奈子」です。

ED後。

すでに二人で暮らしてます。

ある日、彼が言い出した事から始まった。

「美奈子って……俺のどこが好き？」

「へ？」

さらりと言われたその問いに、美奈子はすぐに理解できなかった。

夜の時間が訪れて、これから寝ようかと思っていた時。

ふと、琉夏が漏らした言葉。

唐突と言えば琉夏らしいが、問題はその内容。

「美奈子？」

「え……えーと」

ジッと逸れる事なく、美奈子へと視線を向けてくる。

その状況と問いに、美奈子の体温が一気に上昇した。

これは、言わないと解放してもらえそうにない。

「理由とか……わからないよ……。だって……、琉夏くんだから……」

「俺？」

美奈子は琉夏の手を取って、ギュッと握り締める。

「こうして手に触れたり……、一緒にいたいって思うの……琉夏くんだけ……だよ」

たどたどしく応える美奈子に琉夏は……。

「…………参った」

「え…？」

美奈子の言葉に、琉夏は顔を紅くしてうなだれていた……。

 

～fin～