乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
ノヴァ×フェリチータ
「差し入れ?僕にか」
「うん」
フェリチータが聖杯の待機室へと訪れると、ノヴァが書類の処理を行っていた。
ノヴァは聖杯の幹部として、巡回や報告書の処理など忙しくしている。
そんなノヴァに少しでも休憩してほしくて、フェリチータは差し入れを持ってきた。
ノヴァは驚いていたものの、フェリチータが持ってきたものを受け取った。
皿には出来立ての温かいもの。
「リモーネパイ……か」
ファミリー全員の好物と言ってもいい、リモーネパイが甘く香る。
「お前が作ったのか?」
「うん……、ノヴァに食べてほしくて……」
「僕に?」
ノヴァの問いにフェリチータは恥ずかしくなってくる。
こんな風に差し入れなど、誰にもしたことがない。
「ノヴァはいつも忙しそうだから……少しでも休んでくれたらって…」
「っ!」
フェリチータの言葉に、ノヴァは驚いていた。
その顔が少しだけ紅く見える。
「あ、ありがとう」
「よかったっ」
余計なことだと、拒絶をされなくてよかった。
フェリチータは安堵で顔が綻ぶ。
「……っ」
「ノヴァ?」
「す……少し休憩するから、お前もつき合えっ」
「う…うんっ!!」
強い口調に言うノヴァに、フェリチータは笑顔で返事をしていた。
~fin~
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
同人活動も行っています。
pixiv
カテゴリー
リンク
カレンダー
カウンター
ブログ内検索