乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
アニメ1話でのやりとり。こはると約束をした夜の話。
駆と正宗の会話。
駆と正宗の会話。
――彼女は謎だらけだ。
自分の名前を忘れ、制服もすでに手に入れている。
他の能力者とは何もかもが違う。
一見、素直そうで無害そうな彼女でも俺は―――。
「――駆」
「何?正宗」
考えていたことを正宗によって、急に思考が途切れる。
【世界】との連絡を終えた正宗が……部屋に戻ってきたようだ。
正宗は【世界】との連絡役。
今日現れた彼女の報告を終えた正宗に、俺は先程のことを伝えた。
「明日はあの子を色々と案内するって?」
「ああ。ちゃんと約束もしたし、問題無いだろ」
「そうだな」
「ひょっとしたら……同じチームになるかもしれないし。歓迎しないと」
「そうか。しかし……本当に不思議だ」
正宗も彼女のことに不可解な点があるようで……きっとそのことも【世界】にも報告してるが、要領を得ないのだろう。
彼女は気になる……色んな意味で。
場合によっては……敵かもしれない。
そしたら……俺は――。
「――駆」
「何?」
「優しくしろよ」
「何それ?俺は十分優しいよ」
こちらは笑顔で言っているが、長い付き合いになっている正宗は騙されない。
俺の考えを感じ取っているのかもしれないが……どちらにしろわずかな油断は自分の身を滅ぼす。
彼女は敵か味方か――探る必要がある。
だから俺は……彼女を誘ったのだ。
案内と称して……彼女の人となりを見て探るために……。
歪んだ俺はまだ知らない。
この先……俺の道が大きく変わり……彼女に翻弄されることになるとは……。
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文月まこと
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女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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