君への優しさ。

アニメ２話のやりとり。駆視点。

彼女は優しいと言う。

 

畑を戻すのはそれが必要だからだし、千里を連れ出すのも理由があってのことだ。、

決して優しいわけではない。

優しいのは……襲撃犯の攻撃で燃えてしまった桃の木の命を救おうとしてる　こはる　だ。

それを言うとこはるの表情は曇る。

きっと、育てられるか不安なのだろう。

【出来るまで一緒にいる】

 

何故かそんなことを言ってしまった。

旅は期限がある。

本当に出来るまで一緒にいられるかは不確定だ。

それをわかっているのに、口から出てしまった。

胸を痛めるこはるをみたら言わずにはいられなかった。

辛そうな顔よりも……俺はもっと違う顔が見たいんだ。

 

こはるは優しいと言う。

それは　こはるが引き出した優しさ　なのだろう。

そんなことを思いながら、彼女と会話するのが楽しくて仕方がなかった。