Twitterでの八犬伝小ネタ。
いつまでもみかんネタ。
こたつで向かい合う2人。
信乃「荘介ーーー、みかん剥いて」
荘介「はいはい」
信乃「…………」ジッと荘介の手元を見てる。
信乃「…………」
荘介「信乃?剥けましたよ」
信乃「えっ、ああうん」無意識に口を開ける信乃。
深く考えずに、信乃に食べさせる荘介。
荘介「…………」
信乃「……もぐ」
荘介「……おいしいですか?」
信乃「……うん」本当はよくわかってない。
『…………』照れ合う2人。
「信乃、りんご剥けましたよ」
「……いらない」
「信乃?」
――りんごは嫌いだ。
身体が弱かった頃を思い出すから……。
「そうですか……。せっかくウサギの形にしたのに……」
「っ!!」
「信乃がいらないなら、捨てるしかないですね」
「食べる!!!!」
喜んで食べる信乃を微笑ましく見つめる荘介。
(……全く信乃には困りますね)
荘介がこたつでみかんを食べているところに、信乃が入り込んでくる。
それも自分の膝の上に……だ。
『荘介、みかんむいてっ』
と、笑顔で言うものだから……。
言われるがまま、信乃のためにみかんを剥く自分がいた。
「おいしー」
「…………」
それでもおいしそうに食べる信乃に、荘介の心も満たされる。
信乃に対して困りつつ、それを容認してしまう自分の甘さこそ困ったものだ。
「ほら、荘介」
「信乃?」
くるりと姿勢を変えて、信乃が荘介へとみかんの一切れを差し出してくる。
これを信乃の手から食べろということか。
「…………」
信乃の手へと口を寄せて、みかんを口に入れる。
そのみかんの味が口いっぱいに広がっていく。
とても甘く感じるのは……みかんのせいだけじゃない。
「……おいしいですね」
「なっ」
「……はい」
笑顔で同意する信乃に、荘介もまた笑顔で返していた。
甘い空気の中、ある声が遮ってくる。
「荘介ーー。俺もーー」
「……」
返事の代わりに荘介が投げつけたもの。
みかんだった。
蒼はなんなくそれを受け止める。
その様子に、荘介は内心舌打ちをした。
「これって、強い愛情表現と思っていいのかな?」
「消えろ」
「荘介ーーー。もう一個むいてーーー」
2人の様子に全く気づかない信乃は、みかんを食べ続けていた。
~fin~
誕生日編。
「信乃は誕生日、何が欲しいですか?」
「何でも?」
「はい」
「…………荘介」
「はい?何です?」
「荘介が欲しい」
「………」
「ダメ……?」
「俺はもうとっくに信乃のものですよ」
「だったら……これからも俺のものでいて……荘介」
「……はい。俺は……信乃のものですから。今までも……これからも……」
「うん」
「俺も祝ってよ、信乃」
「なっ、蒼っ」
「俺は……今まで信乃に祝われてないんだし……」
「……っ」
「俺の望みは1つだけだからさ……」
「なんだよ」
「俺の……名を呼んでよ。信乃」
「……………」
「あ……お」
「…………」
(ダメだ……上手く笑えない)
「信乃……」
「え……」
「信乃……好きだよ」
「っ……」
蒼の声があんまりにも優しいから……泣きたくなっていた。
雷がなって震える信乃に、蒼が……。
「信乃、俺に抱きついていいよ」
「やだ」
「照れなくてもいいのに」
「照れてない……って何すんだっ」
「信乃が来ないなら、俺から……ね」
蒼が無理やり羽交い絞め。
羽交い絞め中の蒼信。
「あ、雷止んだ?」
「じゃあ、離れろよ」
「やだ」
「なっ」
「ボソっ こんな理由でもないと……信乃に触れられないから……」
「え……何?」
「何でもないよ」
同人活動も行っています。