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乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
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ダンテ×フェリチータ

「ダンテッ!!ポッキーゲームしよう!!」 「は……?」 唐突のフェリチータの言葉に、ダンテは驚いて何も言えなかった。 「どうしたんだ?お嬢さん」 「最近、はやってるんだよ。恋人同士でやる『ポッキーゲーム』」 「………」 「さ、ダンテ。座って」 「あ……ああ」 意味もわからないまま、ダンテは『ポッキーゲーム』をすることなった。 きらきらと瞳を輝かせているフェリチータに、ダンテは受け入れるしかない。 「はい、これをくわえるんだよ」 「わ、わかった」 ダンテはフェリチータの言われるがままにするしかない。 ダンテは渡されたポッキーをくわえたまま、ジッとその場で待つ。 フェリチータは、ダンテがくわえている反対側をくわえ始めた。 「……」 「……」 (こ……、これは) 思っていた以上に、気恥ずかしくて……。 どうしたらよいのか、わからない。 そんなダンテの躊躇いをよそに、フェリチータはポッキーを食べ始める。 反対にダンテはくわえたまま、動けずにいる。 「………」 「……っ」 フェリチータが、ポッキーを食べている音だけが聞こえる。 ダンテは徐々に近づいてくるフェリチータに、完全に硬直した。 「……っ!!」 距離が殆どなくなり、ダンテが反射的に目を閉じた時だった。 ―――チュッ。 柔らかなものが触れて、ダンテは目を開ける。 「なっ……」 「へへっ、勝った」 驚くダンテに対して、フェリチータは満足そうに笑っていた。 その様子に、ダンテは最初から嵌められていたのだと気づく。 「…………お嬢さん……何でこんなことやりだしたんだ?」 「んー?キスする口実?」 「………口実?」 「だって、ダンテはあまりキスしてくれないもの………」 「………」 「だから、こういうゲームですれば……キスできると思って……」 「す……すまん。お嬢さん」 事の発端は、自分が原因だった。 そうなれば何も言えず、反省するしかない。 「ほんとだよ。2人の時は、もっとしてね」 「……わかった」 笑顔を見せているフェリチータに、ダンテは完全に敗北した気持ちになっていた。 fin
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プロフィール
HN:
文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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