乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
ノルンノネット
朔也ルートでの駆×こはるです。
朔也ルートでの駆×こはるです。
駆は部屋の前で、部屋の主を待つ。
間もなく来た主は……駆の顔を見るなり、表情が曇った。
「まだ怒ってるの?」
「………」
犯人に襲われた深琴と朔也の事で、追い詰めるような事を駆はした。
それは……色々な事を踏まえての事だったが……結果的には七海とこはるを怒らせた。
特にこはるは普段滅多なことでは怒らない。
逆を返せば、それだけ深琴が大事だということだ。
七海とこはるを怒らせた代償は大きく、男性陣は数日口を聞いてもらえていない。
怒らせるとは思っていたものの、結構堪える。
「………」
「俺達はペアだから……一緒にいたいんだけど……こはる」
「……今はちょっと」
「…………」
まだまだ、ご立腹らしい。
こんな風に彼女が怒るほど……深琴はより大事らしい。
………妬けるほどに。
「わかった。また来るよ」
「……あ」
「ん?」
「いえ……」
こはるは一瞬困ったような表情をしていた。
怒ってはいるものの、怒ることはそんなには持続しない。
だから戸惑っているのだろう。
でも…これでこはるを諦めたわけじゃない……から。
一人だったこはるをまた一人にする気はない。
「許してもらえるまで……また来るよ」
「……っ」
こはるは驚いていて、それでいて少しホッとしていて。
その事に安堵する。
完全に嫌われたわけじゃないのだと――。
今日はこれくらいにしておこう。
笑顔を向けて、こはるの前から立ち去る。
さて、どうしようか。
駆は大事なお姫様の機嫌を直すための作戦を、考えることにした。
~fin~
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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