乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
今回は今までの続きではなく、荘信での番外編です。
何でこんな状況になったのかはわからない。
ただ、この状況で逆らえるはずがなかった。
「信乃、やっぱり可愛いっっ」
「ほんと、よく似合ってる……」
浜路とあやねは称賛するが、信乃はがっくりとしていた。
遠巻きでは荘介と要が見守っている。
「……何でこんな格好……」
浜路から生徒会室に呼び出された信乃は、いきなり服を渡されて……質問する間もなく、着替えさせられていた。
おまけにウィッグまで……。
「どこからどう見ても、女の子にしか見えないわ」
「う……嬉しくない」
信乃は女子生徒の制服を着ていて、ロングヘアーのウィッグをつければ完璧な女の子にしか見えなかった。
浜路の前に抗えなかった信乃はもう諦めている。
「信乃……。お前ほんとは女だったんじゃ……」
何故かこの場所にいる現八が、怪しい視線で信乃を見つめている。
その事にげんなりしながらも、信乃は冷たく言い放った。
「……本当にお前、今の職業辞めちまえよ。むいてないから」
そんな中、慌ただしく小文吾が部屋に入ってくる。
「……現八っ!!お前はまた職員会議を忘れてただろう!!!!」
「む……離せ。俺はこの信乃と……」
「いいからさっさと来い」
「…………」
ずるずると引きずられる現八をその場にいた全員は、黙って見送るしか出来なかった。
「はぁー疲れた」
「お疲れ様です、信乃」
浜路が満足するまで、信乃はひたすら写真を撮られていた。
ようやく解放された頃には、信乃は疲れ果てていた。
「何か飲み物でも買ってきますか?」
「………………」
「信乃?」
「荘介は……この格好どう思う?」
その質問の意図がわからないまま、荘介は思ったことを答えた。
「?…………普通に可愛いと思いますが」
「……そっか」
荘介の答えに、信乃は気落ちしているようにも見えた。
「信乃?」
「や……やっぱりこういう格好をした女の子の方が……荘介は好きなのかと思って……」
「…………」
荘介は何も言わずに、ため息を吐く。
次の瞬間、荘介は信乃を抱き上げた。
「そ、荘介」
「信乃」
「な、何?」
「見た目なんて……関係ないんです。信乃だったら……どんな信乃でもいいんですよ、俺は」
「ほんと?」
「ええ」
「荘介っ」
信乃はギュッと荘介の首へとしがみついていた。
「そんな格好は……出来れば……俺の前だけにしてほしいですけどね」
「?」
荘介の言葉が聞き取れず、信乃は首を傾げた。
「……何でもないです」
信乃抱き上げながら、荘介は優しく微笑んでいた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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