乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
荘介✕信乃
荘介が部屋に戻った時、信乃はもう夢の中だ。
ギュッと丸まって眠る信乃の姿に、荘介の顔も自然と綻ぶ。
「……そう……すけ」
「ん……信乃?起きたんですか?」
「ん……」
そう問いかけても返事はない。
(寝言……?)
夢の中でも自分が傍にいるのだろうか。
そう思うと気持ちが勝手に舞い上がる。
そんな中でも信乃は布団を握りしめたままだ。
「……荘介っ……荘……」
「………」
「……荘……荘介っ……」
「………」
繰り返し呼ばれる名前は……どこか甘い。
「……そ……うすけ」
「……はい」
信乃があまりにも呼ぶから、荘介は無意識に返事をしていた。
信乃の手を握りしめて。
すると、信乃もまた握り返してくる。
「へへっ……いた……」
「……っ!!」
くもりのない澄んだ笑顔を信乃は見せる。
その衝撃に、荘介は動けなくなった。
「……困りました」
信乃が自分がいることに……あまりにも嬉しそうにしているから……。
インパクトが大きい。
「……さすがに……照れますね」
無邪気に眠る信乃に、荘介は顔が赤くなるのが止まらなくなっていた。
「……寝言で俺の名前を言ってましたけど……何の夢を見てたんですか?」
「夢……?」
首を傾げながら、信乃は考えこむ。
うんうんと唸っていた信乃だったが……。
「……っ!!」
「思い出しました?」
「いや……えと」
「信乃?」
改めて口にするのは、やっぱり恥ずかしく……照れくさい。
「……荘介に……夢で……抱きしめられてた」
「それで……あんなに嬉しそうにしてたんですか?」
「うん……まあ」
夢の内容など普段はさほど覚えていない。
でも、覚えているのはやっぱり荘介が出た夢だから?
「信乃」
「ん?」
「夢だけでいいんですか?」
「…………ダメ」
荘介がそう言うと、信乃はギュッと荘介へと抱きついた。
そんな信乃に荘介もまた抱き返す。
それはまるで……夢の続き。
でも…確かな体温を感じる。
「……やっぱり現実のほうがいいや」
「……はい」
信乃の言葉に満足した荘介は、再度力をいれて抱きしめていた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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