乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
荘介✕信乃
「肉まんとカレーまん食べたい」
「…………信乃」
雪まみれのまま言う信乃に、荘介は呆れていた。
積もるほどの雪の中……教会の子供たちと沢山遊んで、気がつけば夢中になっていた。
雪だるまや雪合戦。
おかげで、身体のあちこちは雪で濡れていた。
「また薄着で……風邪引きますよ」
「平気だって」
「ダメです」
荘介は自分の上着を脱ぐと、信乃へと着せた。
「………」
当たり前のようなやり取り。
荘介が着ていた上着は確かに温かい。
「……荘介のほうが寒いじゃん」
「俺は冬に強いですから」
にっこりと笑う荘介は、上着を返すなと笑顔で訴えている。
その訴えに応じて、信乃は荘介の上着を羽織った。
きっと、返してもまた着せられるだけだし……。
昔から、自分の体調には敏感だった荘介。
少しでも何かあれば、自分へと気を配る。
その身を差し出しても……。
「…………」
「どうしました?信乃」
「荘介、手出して」
「手ですか?」
信乃に言われた通り、荘介は右手を出した。
信乃はその手を左手で掴む。
「信乃?」
「寒いから……温めてて」
伝わる体温が自分の中で温かくなっていく。
「……わかりました」
荘介は苦笑しながらも、信乃の言葉に頷いて握り返していた。
「……肉まん買って帰ろうぜ」
「はいはい」
荘介の手を引く信乃の姿に、荘介は自然と笑みが零れていた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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