乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
荘介✕信乃
信乃は無意識に自分に触れる。
それは内に秘めた潜在意識からなのかは……わからない。
その温もりに触れて、自分は自然と目を覚ます。
先程まであった眠気はどこかへと吹き飛んだ。
「ん……荘……」
はっきりとしない声で、信乃が自分の名前を呼ぶ。
目が覚めてしまったのだろう。
「信乃……どうしました?」
荘介は四白の姿のままで、信乃へと擦り寄る。
信乃は返事があったことに驚き、眠いながらも何とか口にした。
「起こした?」
「いえ……ちょっと前に目が覚めていました」
本当はもっと前に起きていたけれど。
そう言えば、信乃は気にしないだろう。
きっと、自分の言葉の意味は気づかれているだろうけど……。
信乃は無意識に、荘介の身体を撫でていた。
そんな信乃の様子に、自然と荘介は聞いていた。
「何か……ありました?」
「ううん……確かめてただけ……」
「そうですか……」
確かめる。
その言葉の意味を深く考えてしまう。
信乃は内に感じる不安を……自分に触れることで打ち消している。
それは信乃も意識していないかもしれない。
だけど――。
自分を求めてくれる信乃に……胸を焦がさずにはいられない。
もっと……寄り添えて……分かち合えれば……とすら思ってしまう。
それが永遠には叶わないとしても……。
それでも……今は……ここにいるのだから……。
「俺は……ここにいます」
「荘介……」
「だから……安心して……眠ってください」
「ん……」
ギュッと自分の身体を抱きしめる信乃。
信乃は目を閉じていて、すぐに安らかな寝息が聞こえる。
荘介はしばらく……その寝顔を見続けていた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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