乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
信乃の誕生日ということで。
信乃おめでとうーーー。
誰よりも先に祝うのは……ただ一人だけ。
皆が寝静まった頃、自分たちの寝室で行われる事。
「5・4・3・2・1」
時間が0時を指したのを確認する。
「誕生日おめでとうございます、信乃」
「へへっ。ありがとう」
自分を一番最初に祝ってくれるのは、荘介。
以前は浜路も一緒だったけど、今は寮生活だからそれは敵わない。
だから、誰よりも最初に祝ってくれるのは荘介だった。
「ケーキは明るくなってからですね。浜路も来るそうですし……」
「あと、古那屋でも祝ってくれるって小文吾が言ってたし、牧田のじーさんも料理作って待ってるって」
「賑やかになりそうですね」
昔では考えられなかった光景。
こんな風に賑やかに誕生日を迎えられるなんて、思ってもみなかった。
「楽しみだなっ」
「……そうですね」
信乃を祝ってくれる人が多いことは嬉しいが、多少複雑な気持ちにもなる。
信乃を独り占めしたい……だなんて。
それはとても自分勝手な思い。
「今は、荘介と2人な。プレゼントちょうだい?」
「……」
確かに用意はしているが、今渡そうかどうしようか考えていた。
「今ですか……?ちょっと用意しますから……」
「違う……これだよ」
「え……」
一瞬の出来事。
荘介は驚きで目を見開かせる。
荘介が固まっている間に、信乃の唇が自分から離れていく。
「し……の?」
「よし貰ったっ」
信乃は満足した顔で、嬉しそうにしている。
「参りました……」
「何が?」
自分勝手に思っていたのに、信乃は自分の予想を越えていく。
信乃があまりにも嬉しそうにしてるから、荘介は負けた気分だった。
~fin~
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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