乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
教会に引き取られて、信乃の髪の話です。原作のなので、アニメのみの方は意味がわからないかもしれません。
「―荘。自分じゃ上手く切れねぇんだよ 頼むわ」
――そう言って、信乃から渡されたハサミ。
まさか……この手で信乃の髪を自分で切るなんて……。
浴室で静かにハサミで髪を切る音が響く。
「…………」
「…………」
互いに何も言わず……聴こえるのはハサミの音だけ。
『弱さ』の証だった長い髪。
だけど……その髪はもう必要ない……。
その身に化け物を抱えて、『強さ』を身につけたと言う……信乃。
それが……自分とは違うものだと思い知らされる。
信乃と自分にある……確かな違いを――。
「終わりましたよ、信乃」
「おー軽いっ。サンキュー」
信乃へと告げると、嬉々している信乃。
「…………」
先程まであった長い髪は自分の手で切り落とし、今は無くなったうなじを見つめる。
信乃の細い首。
小柄な身体。
弱かった証は消えていく……それでも。
気がつけば……その首筋に唇を寄せていた。
「そ、荘?ど、うしたんだ?」
突然のことに信乃は驚き、その様子におかしくなる。
「ちょっとした……誓いのようなものです」
「???」
信乃は意味がわからないと首を傾げる。
わからなくていい。
これは『誓い』だ。
たとえ信乃が……どんな存在になろうとも……。
その身に代えても……信乃を守るという誓いなのだから――。
~fin~
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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