乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
恋人未満。
どうしてこんなことになった・・・?
堂上は、今の状況とこれからどうすればいいのか悩んでいた。
隣をちらりと見る。
そこには自分の肩に身を預けて、眠る郁の姿。
その表情は気持ちよさそうだった。
2人で休憩を取るうちに、郁は気がつくと眠ってしまっていた。
今は休憩中で問題はないが。
だが、あまりにも気を緩みすぎな事を叱責したくなる。
それと同時に、気持ちよさそうに眠っているのを起こしたくなかった。
「どうしたものか・・・」
さすがに動いて去る事も出来ず、郁を1人で寝かす事も出来ない。
一応は女性だし、大事な部下だし、無謀な郁を放ってはいけない。
大事な部下だから・・・というのは、自分でも逃げの理由だった。
「ん・・・・・・」
ふと、郁から声が漏れる。
一瞬起きたかと思ったが、それは夢の中の呟きでしかない。
甘い声に、堂上はどきりとした。
自分の今の感情が部下に対するものではないのは、明らかだった。
郁の温もりが伝わってくる。
横から見た郁の顔は、意外とまつげが長いんだなとかそんなことを考える。
その考えにまた焦った。
「笠原・・・」
思わず自分の手を郁の顔に近づけた時。
「休憩終わりですよ~。班長」
「!!」
堂上は思わず固まり、その声の方向を見た。
そこには、面白そうに見つめる小牧の姿があった。
「これはだな!!こいつが寝て仕方なく」
「何も言ってないけど」
紅潮する堂上に小牧は笑っている。
その笑いと恥ずかしさから、つい声が大きくなった。
「起きろ!!笠原」
「は・・・はいっ」
いきなり現実に戻された郁は、慌ててその姿勢を正す。
「え・・・と。あれ?」
いきなりの事で状況が把握出来ず、郁は目を瞬かせている。
「休憩は終わりだ。行くぞ」
「何か教官機嫌悪くないですか?」
「煩いっ」
訳がわからない郁に、堂上は堪らず強い口調で切る。
「不器用だね・・・」
そんな友人の様子を小牧は笑いが止まらなかった。
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文月まこと
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自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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