乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
荘介✕信乃
荘介が急に信乃の腕を取っていた。
「荘?」
「信乃……傷が」
「あ……さっき引っ掛けたのかも」
「…………」
腕のところに、傷が確かにあった。
血は止まっているものの、くっきりとわかるほどだ。
荘介の目線が少し鋭くなる。
「そ、荘介っ……平気だよ。すぐに治るしっ」
「そういう問題じゃありません」
「う……ごめん」
「消毒しないと……」
大丈夫だと伝えようとして、信乃は固まる。
荘介の行動に驚いたからだ。
「そっ……!!」
荘介が腕に自らの唇を寄せる。
「……いたっ……」
かすかな痛みが信乃を襲う。
荘介が触れたところがジンジンと熱く感じる。
それは傷のせいじゃない。
荘介の唇が触れているから……意識してしまう。
信乃はされるがまま、荘介が離れるまで動けずにいた。
「これで大丈夫でしょう。あとはすぐに塞がります」
「も……痛いって……荘介」
「自業自得ですよ」
傷はもう殆ど無くなっているものの、触れられたところが熱い。
それに傷は無くても、痛みは少し残っていた。
「ああ……。涙目になって……そんなに痛かったんですか?」
「ち……ちがっ」
「信乃……」
「んっ!!」
先ほどの荘介の唇が今度は信乃の目元に触れる。
それにより、少しだけ出た涙も引っ込んでしまった。
「痛みも涙も……信乃だけで抱えこまないでくださいね」
「そ……荘介」
顔を覗きこまれて、信乃の顔はみるみると赤くなっていく。
荘介は確信犯だ。
「これに懲りたら、怪我はしないでくださいね」
「わ……わかった」
荘介の言葉に、信乃はやっとのことで返事をしていた。
~fin~
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
同人活動も行っています。
pixiv
カテゴリー
リンク
カレンダー
カウンター
ブログ内検索