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乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
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荘介✕信乃






「信乃、はい紅茶です」

「ん」

部屋のベッドで寝転がっていると、荘介がお茶とお菓子をセットで持ってきた。


荘介がベッドに腰掛けると、自分もまた当たり前のように隣に腰掛ける。

それはもう習い性のようなもので、むしろこの場所にいないほうが違和感だ。

紅茶を口に入れると、程よい甘さ。

お菓子も自分好みで、全てが自分仕様になっている。

荘介はそんな信乃の隣で、にこにこと笑っているだけだ。

お菓子も紅茶も信乃だけのもの。

荘介は信乃を見つめているだけだ。


荘介は自分に甘い。

それは周囲からも自分でも自覚している。

でも、それが自分たちのあり方だから……仕方がない。


その甘さが心地よくて、でも甘える一方だけにはなりたくなかった。


信乃は飲んでいた紅茶を置くと、荘介へと向き合う。

「信乃?」

「そのまま、ジッとしてろ」

「?」

首を傾げる荘介の唇に、自分のとそっと重ねる。

荘介がベッドに座っていると、自分からしやすくていい。

「――っ、ん」

荘介が自分を甘やかすと同時に、自分もまた荘介を甘やかす。

――それは、2人だけが知っていればいい。


唇が離れると、荘介はくすりと笑っていた。

「――甘いですね」

「っ!!」

「信乃とのキスは」

「お、お前が持ってきたんだろ!!」

紅茶もお菓子も荘介が持ってきたものなのに……と信乃は荘介を軽く睨む。

「そうじゃなくて……」

「?」

「信乃とのキスは俺にとって……いつも甘いんですよ」

「馬鹿だ……お前」




やっぱり、荘介は甘い。



信乃はその甘さに真っ赤になっていた。





~fin~

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プロフィール
HN:
文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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