乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
荘介✕信乃
荘介は自分の身支度を整え、眠っている幼なじみ、信乃の元へ向かう。
信乃はベッドの中で、未だに夢の中だ。
その事が微笑ましいと思いつつ、荘介は信乃の身体を揺する。
「信乃。そろそろ起きてください」
「ん――っ」
「今日は教会に行くって言ってたじゃないですか。起きてください」
「ん――?うん………」
「信乃?」
「うん……おき……る……」
「目、覚めてないですよ。信乃」
「ん……うう……ん」
「しょうがないですね……。どうしても……起きない時は……」
「んっ、――――っ」
唐突の荘介の行動に、信乃は驚いて目を開かせる。
先程までの眠気は一気に吹っ飛んだ。
解放された時には信乃は真っ赤になっていて、パニック状態だ。
「この馬鹿っ!!」
「起きない信乃が悪いんでしょう」
「だからって……朝からこんな……」
「嫌でした?」
荘介は少し落ち込んだ様子で、信乃へと聞いてくる。
信乃は恥ずかしさを抱えながら、素直に口にしていた。
「……べ、別に嫌じゃないけど……」
「だったら良かったです」
にこにこと笑う荘介に、信乃は悔しい気持ちになる。
こんな風に朝からされては、身がもたない。
「何というか……もっと時と場所を……」
「大半の原因は信乃にもありますよ?」
「……ちゃんと起きる」
「起きれるんですか?」
「…………」
宣言したものの、信乃は自信が無かった。
「何なら、毎日この方法で起こしましょうか?」
「……荘介、性格悪い」
「知ってます」
「………」
この起こし方は心臓に悪い。
だけど、荘介ならばいいと思えるから不思議だった。
~fin~
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文月まこと
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乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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