乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
孔明×花
あの日、君の手を掴めなかった時から、
ボクの気持ちは日々積み重なっていく。
そして、それは今も……。
「師匠って好きな人いるんですか?」
そう花は、あっさりと聞いてくる。
素直で好奇心が旺盛なの結構だけど、複雑な気持ちになる。
君はボクにそこまでの関心を持っているのか、いないのか……。
「いるよ、大事な人」
そう言えば、花は驚いた声を上げている。
そこまで意外かなぁ……。
君の存在が、ボクにとってどれほどの存在か君は知らない。
大事で、大切で……。
ただ一人の、女の子。
「……私の知ってる人ですか?」
「……ううん。ここにはいない人だよ」
君は、いずれ帰る。
本当ならこの世界にいない人物。
だから、どれほど恋焦がれていても、決して手には入らない。
手には入れてはいけない。
君が故郷へ帰って、幸せになれるなら
ボクは君に対して、力を惜しまない。
だから今だけは……。
君の温もりに触れていたい。
冗談でしかふざけてでしか、君に触れられないけど……。
それでも……、今はこのままで……。
ボクは花の膝の温もりを感じながら、目を閉じていた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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