乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
ベルナール×アンジェ
「ん……」
アンジェリークが目を覚ますと、いつもの見慣れた天井。
だが、少し身体がだるい気がする。
身体が熱くて、意識がはっきりとしない。
さっきまで食事の準備をしていた筈なのに、どうして横になっているんだろう?
アンジェリークが窓の方を見ると、陽が高く青空が見える。
時間は昼を過ぎた頃だというのがわかった。
「アンジェ、起きたのかい?」
「べ、ベルナールさんっ!」
昼過ぎならベルナールは仕事の筈だ。
それなのに、どうして今ここにいるのだろう?
「どうしたんですか?お仕事の筈じゃ……」
「覚えてないのかい?」
「?」
「君は朝から熱があったんだよ。今まで寝てたんだ」
「それじゃ……」
ベルナールはアンジェリークの看病のために、仕事を休んでいたのだ。
ベルナールを支える筈が、逆に迷惑をかけてしまっている。
「ごめんなさい……。ベルナールさん」
「何で君が謝るんだい?」
「だってお仕事なのに……」
ベルナールは、落ち込んで今にも泣き出しそうなアンジェリークの手を取った。
「僕の仕事の代わりをする人間はいるけど、君の傍にいるのは僕の役目だからね」
「でも……」
「むしろこんなままの君を放っていたら、心配で仕事にならないよ」
「ベルナールさん……」
ベルナールはアンジェリークの額に手を当てて、熱を測っている。
「さっきよりも下がったみたいだね。ご飯食べるかい?」
「はい」
そう言うと、ベルナールはおかゆをキッチンから取ってきた。
「知り合いのおばさんから聞いて何とか作ってみたんだ。多分大丈夫だと……思う」
「ありがとうございます」
アンジェリークが器を受け取ろうとすると、ベルナールが手で制した。
「だめだよ」
「え?」
「これは僕の仕事だからね」
「え?ええ?」
「今日は十分に君を甘やかしてあげるよ。アンジェ」
「べ……ベルナールさんっっ」
恥ずかしがるアンジェリークに、ベルナールは楽しそうに笑っている。
そしてその日は、アンジェリークの元気になるまで、世話を焼いていた。
アンジェリーク自身が困るまで……。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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