忍者ブログ
乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
2025/04月
≪03月  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  05月≫
[307] [349] [348] [347] [346] [345] [344] [343] [341] [342] [340
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

荘介✕信乃






荘介の視線が痛い。

笑顔でなく、その表情はすでに怒っている。

つまりは、本気ということ。

「………」

「気づいた?」

「気がつかないわけないでしょう」

荘介は信乃の額に手をあてた。

「声は枯れ始めてるし、くしゃみはしてるし……微熱もあるようだし……」

「いや……ちょっと油断したかなって…」

「ちょっと?」

「う……ごめんなさい」

本気で怒っている荘介を目の当たりにして、信乃は謝るしかない。

そもそも、体調がおかしいと感じたのは朝だ。

だが、あえて気づかぬふりをして……外に遊びに行ってしまった。

汗をかいたのがいけなかったのか、急に寒さを感じて……。

身体の異変を感じた頃には、荘介に運ばれてベッドに寝かされていた。

そして、今はその荘介からお叱りを受けている。

元々、信乃の体調に過敏な荘介が怒らないわけがない。

「悪かったよ……」

「いくら健康な身体になったとしても、風邪を引く時は引くんです」

全ては過信だからこそ、起きたことだ。

信乃は反省するしか無い。

怒ってはいても、荘介は信乃の看病をしてくれるつもりのようだ。

「何か…欲しい物とかあります?ああ……食事はお粥ですけど」

「う……」

さらりと釘を刺される。

今日は逆らわないほうが……身のためかもしれない。

「荘介……、手貸して」

「手?」

「うん……握ってて……」

荘介が差し出した手を、信乃はギュッと握る。

その大きい手に、信乃はホッとした。

「俺が眠るまででいいから……」

「いいですよ」

荘介の方からも力をこめる。


人の温もりに少しでも触れていると……安心できる。

「いつも素直だといいんですけどね」

「……う」

「今日はもう……休んでください」

「うん……」

誰よりも安心できる人物が側にいる。



それだけで、信乃は安らぎを得て……幸せに浸っていた。



~fin~



PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)

Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    phot by Abundant Shine    icon by cherish

忍者ブログ [PR]

プロフィール
HN:
文月まこと
性別:
女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
pixiv
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
カウンター
ブログ内検索