乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
ED後。千尋がある日言い出したことは。
ある日、千尋がこんなことを言い出した。
「アシュヴィンの髪って結構くせっ毛だよね」
「まあな。時々邪魔になるな」
「だから、みつ編みでまとめてるの?」
「そんなところだ。特に深い意味はないがな」
「ふーーーん」
千尋はアシュヴィンの髪に触れる。
「結構量多いんだね。まとめるの大変そう……」
「ああ。朝とかが少し時間かかる」
それを聞いて千尋は………。
「ね、私がアシュヴィンの髪結ってもいい?」
「は?」
「毎朝これから結ってあげるよ」
「いきなり何を言うかと思えば……」
「ダメ?」
アシュヴィンを千尋は見つめる。
その視線にアシュヴィンは……。
「仕方ないな。わかった」
「やった!!」
千尋は嬉しそうに喜んでいる。
「けど、何だって急に?」
「だって…………」
「?」
「その時間も一緒にいられるし……」
いくら夫婦になったとはいえ、王族である以上は多忙を極める。
そのため、一緒にいる時間もかなり限られていた。
これは千尋の一緒いる時間を、少しでも増やすための案だった。
「千尋…お前ってほんとに……」
「何?」
「可愛いやつだと思ってさ」
「!!…いきなり何!?」
「いや、思ったまま言っただけだが」
そう言いながら、アシュヴィンはにやにやと笑っている。
「もーーー」
「拗ねるな。ありがとう、これでも嬉しいんだぜ」
「ほんと」
「ああ。これからよろしく頼む」
「うん!!!」
千尋とアシュヴィンにとって、楽しみが一つ増えた。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
同人活動も行っています。
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