乙女ゲーム・八犬伝などの二次創作のごった煮ブログです。
ED後。ある日の二人の休日。
それは、ある昼の出来事。
「ねえ、アシュヴィン」
「何だ、千尋」
「この体勢……つらくないの?」
「別に、たまにはな……」
「でも……やっぱり起きる!!」
しかしそれは叶わず、アシュヴィンの手によって防がれる。
「ちょ……、アシュヴィン!!」
「俺の楽しみをとるな」
「そういう問題じゃないでしょ!!」
千尋は下から、アシュヴィンを軽く睨む。
アシュヴィンには、まったく効果がなく楽しんでいる。
「大体何をそんなに恥ずかしがる?」
「だって……」
「いつもお前がやってることだろうが」
「それは私がアシュヴィンに……でしょ?」
「だから、たまには俺からもいいだろう」
「よくない!!恥ずかしいもの……。膝枕なんて」
それはまだ数時間前。
2人で食事を取っていた時の事。
「千尋?眠いのか」
「んー。そうじゃないんだけど……」
千尋はそう言うが、半分は意識を手放しそうになっている。
きっと横になったら、すぐに寝てしまうだろう。
「だったら、少しは横になったらどうだ」
「でも、せっかくのお休みなのに……」
「休息を取る事も必要だろう。いつもお前が言ってることだ」
「けど……」
「千尋」
休もうとしない千尋に、アシュヴィンは少し強めで名を呼ぶ。
「だって、もっと……アシュヴィンと…一緒にいたいのに…」
途切れ途切れになってしまっているが、それはアシュヴィンにとって予想外だった。
「まったくお前は……」
アシュヴィンは観念したかのように、千尋を抱き上げた。
「っ!!…アシュヴィン!!」
千尋が抗議をする間もなく、アシュヴィンはベッドへと千尋を運んだ。
「いいから、少し寝ておけ」
「アシュヴィンは?」
不安そうに見つめる千尋に、アシュヴィンは少し笑う。
「心配しなくてもここにいる」
「ん……」
その言葉に安心したかのように、千尋はすぐに目を閉じた。
そして次に目が覚めた時に、千尋は驚いた。
気がつけば、千尋はアシュヴィンに膝枕をされていたから。
「もー。いい加減起こしてよ」
「たまにはこういうのも、新鮮だろう」
「でも、ずっとこうしてたら、アシュヴィンだってつらいでしょ」
だから起こしてと、千尋は言うが、アシュヴィンはやめる気がない。
「お前だって疲れているだろう。もう少し休め」
「こんな状態じゃ、無理だよっっ」
「俺はお前の寝顔を見るだけで、癒されるがな」
「え…」
「お前は幸せそうに……眠るから」
アシュヴィンの言葉は、千尋にとって意外だった。
まさか、自分の寝顔をそんな風に見られていたとは…。
「……だったら」
「!!!」
千尋は少し身体を起こして、アシュヴィンの手を引っ張った。
突然の事に対処できなかったアシュヴィンは、そのまま千尋と共に横になる。
「お前な……」
「一緒に寝よ」
驚くアシュヴィンに、千尋は意地悪く笑う。
「……わかった」
千尋の言葉に負け、アシュヴィンもまた眠ることにした。
隣にある温もり感じながら……。
~fin~
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プロフィール
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文月まこと
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女性
自己紹介:
乙女ゲーム・八犬伝中心に創作しています。萌えのままに更新したり叫んでいます。
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